[レシピ]古代風野草サラダ+サラダの歴史

ハッピーFOOD

2022.07.20

蒸し暑い夏、、、さっぱりしたものが食べたい!

料理法も、暑くならないものがいい。

今は「それならサラダ?」ってなるけど、日本でのそれは新しい習慣らしい。

世界にサラダが誕生したころの、古いレシピを見つけた。

今日は、真にヘルシーな野草サラダを作ってみよう。

サラダの由来

サラダのルーツは、古代ギリシャ時代の、野草を摘んで塩をふった料理「herba salata」(塩をふったハーブ)とされている。

サラダという言葉は、塩を意味するsal(サル)が語源。

その後、古代ローマ時代には、さまざまなサラダが登場。
当時の人々にとって、生野菜は、腸の働きを整える「薬効」を持つ食材とされていた。

14世紀末には、英国のリチャード2世の料理長が、今日のサラダのようなレシピ(パセリやセージ、ネギ、ニンニクなどにオリーブ油、酢、塩をふりかけて食べる)を記している。

15世紀の中頃には、フランスでサラダに適した野菜のリストが作られた。

17世紀後半には、野菜(鶏肉、魚、エビなど)以外のサラダが登場。

18世紀の終わりには、フルーツサラダもみられるようになった。

今日は、古代ギリシャ時代から、14世紀末の英国のレシピを参考に野草サラダを作る。

日本におけるサラダの歴史

サラダとは、日本にとって、つまりは長い間海外の食べものだった。

サラダ「salad」とは:野菜などの具材に塩、酢、油、香辛料などの調味料をふりかけるか、和えて盛りつけた料理の総称。

日本でのサラダは、、、それとは異なっている。

日本でのサラダ:野菜や、ポテト、豆類などをマヨネーズ、ドレッシング、塩等をかけて食べるもの。野菜以外の材料(卵、ツナ、ハム、マカロニなど)を多く含むものもサラダとしている。

サラダのドレッシングに適した油のことを、日本ではサラダ油という。サラダ油を使った煎餅やスナック菓子などで塩味のものを「サラダ味」と称する。

近現代まで日本では、野菜をそのままで生食する習慣はなかった。
瓜、スイカなどは果物として食べ、ネギなどは薬味としていた。
付け合わせやビタミン源としての野菜は漬物、おひたし、煮物などがその役割を果たしていた。

幕末から明治時代になり、欧米諸国との外交が始まると、外国人向けにサラダが提供され始めた。
(トマト、ダイコン類か、カリフラワーやアスパラガスなどの茹で野菜が主。)
1872年(明治5年)出版の『西洋料理指南』にはトマトのサラダなどの作り方が掲載された。
1875年(明治8年)に宮中で前アメリカ合衆国大蔵卿らを招いた際のメニューにsaladeが記載されている。
キャベツなどの外国人向けの野菜栽培もこの頃に始まる。

日本に牛肉料理やカツレツなどの洋食が伝来し、普及する中でキャベツの千切りなどが付け合わされた。
サラダの材料となる生野菜も輸入されるようになり、一部の食通の間で生野菜のサラダが食された。

大正時代の1924年(大正13年)に、日清製油が「日清サラダ油」という透明度が高い冷えても濁らないサラダ用油(サラダ油)を販売した。(一般の人びとの食卓に並ぶものではなかった。)

昭和時代にはレタスが登場し、サラド菜などの名で専門料理の本にも掲載された。

世界大戦直後の日本では、下肥の利用のため寄生虫が蔓延していた。これに対しGHQが嫌悪感を催し、進駐軍用の食事に供する野菜は、別に栽培させ下肥の使用を許さなかった。そして一般用にも化学肥料、堆肥の使用を推し進めた。
1955年(昭和30年)から、厚生省の指導により、衛生面の改善が徐々に進んだ。

1970年代中期頃に、日本の家庭にもサラダが普及した。
定着初期のサラダは生野菜主体ではなく、一旦ボイル調理したカリフラワーや千切りしたリンゴやみかんの缶詰、さらにマカロニなどを加え、マヨネーズで全体的に味付けしたやや甘口のものが多かった。
それに薄くスライスしたキュウリやトマト、マッシュポテトも具材に加わる様になった。

葉物野菜の生食に対する信頼が定着し、大手メーカーがドレッシングを商品開発し販売、TVCMの啓蒙の末、今日のサラダとして食卓に並ぶまでになった。

2010年代には、パワーサラダ(ビタミンやミネラルを摂れる野菜や果物に、タンパク質を含む食材を加えることで一日に摂取すべき栄養素を一皿で摂ることのできるサラダ)と名付けられたサラダが登場。

パワーサラダなら、夏の食事のメインになる!

古代風野草サラダのレシピ

古代風野草サラダの材料(4人分)

きゅうり 3本
ミントの葉 10g
玉ねぎ 小2分の1個
ゆで大豆 50g
ドレッシング(酢 大さじ1/油 大さじ2/ニンニク 2分の1片/塩・こしょう 適量)

古代風野草サラダの作り方

1)サラダ用の野菜&野草の下ごしらえをする。
*きゅうりは縞に皮をむいて、1cm角に切る。
**玉ねぎは5mm角に切り、塩少々を振っておく。
***ミントはちぎる。
****ドレッシング用のニンニクはすりおろすか、みじん切りにする。

2)ドレッシングの材料を混ぜる。(油は最後に入れる。)

3)ドレッシングにゆでた大豆を混ぜる。

4)下ごしらえした材料とドレッシングを混ぜたら、冷蔵庫で冷やす。

レシピ通りだとかなりの分量になるので、材料を全て半量にして作ってもいい。

冷蔵庫で半日ほどおいておくと、味がなじんでますます美味しい。

古代のレシピでは、大豆ではなく雑穀(キヌア、大麦など)を入れたりする。

パワーフードとして有名なキヌアはドレッシングに入れると味がしみ、ぷちぷちの食感も楽しい。

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古代のレシピでは、ワインビネガーとオリーブオイルを使ってあった。

今回は、あり合わせのゆで大豆と米酢を使って、少し和風に美味しくできた♡

おろしたニンニク片の残りを熱して、玄米ご飯とチーズを炒めたもの&生ハム。

絹ごし豆腐はスプーンで丸くすくって、オリーブオイルと粒塩をかけた。

作りおきの野草サラダがあるだけで、涼しいヘルシーランチが完成!

歴史のある料理でタイムトラベルをしよう♡

このブログを読んでいただいてありがとうございます。

あなたに思いがけないハッピーがありますように!

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