2022.03.12
たまたま入った定食屋で、とっても美味しい薩摩揚げを食べた。
揚げたてでふわふわしていて、いろいろ入った具の食感も良かった。
今までは「おでん」や「煮物」としてしか知らなかった薩摩揚げの新しい美味しさに出会い、忘れられなくなってしまった!
あの美味しさをもう一度、いや、さらに美味しい薩摩揚げに出会いたい!
そこで「思い立ったら吉日」と、手作りの薩摩揚げに挑戦してみることにした。
薩摩揚げってなに?
薩摩揚げの歴史について、すこし調べてみた。
薩摩揚げの歴史
薩摩揚げのもとになる食べ物が、中国から琉球(沖縄)、琉球から薩摩藩(鹿児島)へ伝わった。
幕末の名君、島津斉彬(1809〜1858)がそれを蒲鉾をヒントにしてアレンジしたものが薩摩揚げとして人気になり、日本全国へ広まった。
豆腐を材料にした、がんもどき(ひろうす)と作り方が似ているけど、魚を使うので、がんもどきよりもごちそうな感じがする。
魚はフードプロセッサーやミキサーで、カンタンにペースト状にできる。
新鮮な魚をペースト状にしたものを使えば、もっとお手軽に手作りできる。
薩摩揚げは、やさしい魚が野菜などのアクセント具材と奏でるハーモニー料理。
冷蔵庫にある残り野菜、海苔、チーズ、ソーセージなどの安価な食材で
オリジナルのごちそう料理が作れちゃうって、うれしい!

超カンタン!薩摩揚げレシピ
薩摩揚げ(5〜6個分)の材料
真ダラ 150グラム
ニンジン・玉ねぎ・枝豆・コーンなど 適量
溶き卵 1個
酒・塩・片栗粉・小麦粉・しょうが汁 適量
揚げ油 適量



薩摩揚げの作り方
1 真ダラを下ごしらえしておく。
(塩をふって15分おく。流水で洗う。水気をよくふく。骨をとる。皮をはぎ取る。細かく刻む。)
2 フードプロセッサーに下ごしらえをした真ダラと酒・塩を入れ、ペースト状にする。
3 片栗粉・卵も加えて、なめらかになるまで混ぜたら、ペーストをとりだす。
4 ニンジンや玉ねぎなどの具に小麦粉をまぶして、平らにしたペーストにのせる。
5 手で具材をペーストに混ぜ込んで丸めて、油で揚げる。
出来上がり!
お好みで、紅生姜と七味マヨネーズ、しょうが醤油をそえて食べよう!

アレンジレシピも楽しい!

アレンジレシピ
1)白身魚は小さめにカットしておく。人参とチーズとソーセージは小さめにカットしておく。焼き海苔はちぎる。

2)魚はフードプロセッサーなどでペースト状にして、適量の塩と片栗粉を混ぜておく。卵は溶く。人参に片栗粉をまぶす。

3)魚のペーストに人参と海苔を入れて、よく混ぜる。

4)ひとつにまとまるまで、大きめのスプーンでよく混ぜる。

5)スプーンで、ひとすくい分ずつ取って、ペーストを並べる。

6)チーズとソーセージを適量、ペーストの上にのせ、好みで黒コショウなどをふる。

7)チーズとソーセージを包み込むようにして、ひとつひとつのタネを平たく丸める。

8)好みの油でカラッと揚げたら、できあがり!
チーズとソーセージ入りで洋風なので、レモン汁と塩で食べたら、さっぱりして美味だった。
薩摩揚げは、冷蔵庫にある材料の組み合わせで、いろんなアレンジが楽しめる!
美味しいものを食べることは、全ての人にとってのよろこび。
プロの料理人が作ってくれる、お店でいただく料理は当たり前に美味しい。
対して、自分で美味しい料理を作るのは、ときにむずかしいと感じる。
薩摩揚げは「食べる工作」のような料理だから、味は二の次でいい。
紙とハサミと糊を使い、切って貼ってマーカーでアクセントをつけるように、魚と好きな具材&味付けを組み合わせ、丸めて揚げることで完成する料理。
作っている過程は、めちゃワクワクするし、出来上がった時の達成感もハンパない。
出来上がりに失敗することがあっても、それは逆に貴重な体験だと思う。
挫折(大げさ?)の経験は、人のこころを深くたがやしてくれる。
人は何よりも失敗から学ぶ!
手作りの美味しい料理は、真に豊かな人生の象徴だ。
人のため、自分のために、気になる料理は、どんどん作っていこう!
薩摩揚げは、たくさん揚げておいて、小分け冷凍しておくのもいい。
少し手作りのものが食べたいなあっていう時には、特にうれしい。
とにかく美味しい薩摩揚げがすぐに食べたいならこちら!
このブログを読んでいただいてありがとうございます。
あなたに思いがけないハッピーがありますように!

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