通勤途中ケガした時はどうする?治療費無料&休業補償をもらう方法

GENJITUハック

2022.03.19

先月、職場へ向かう途中、凍った路面ですべって足にケガをした。

まず急患センターへ行って、次に整形外科へ通院することになった。

初めの診療の後まもなく、労災保険の手続きを始めた。

そして、通院のための医療費・薬代の自己負担はなしになった!

労災保険とは、そもそも労働者を守る目的で作られた制度。

労災保険(パート・アルバイト・雇用されている全ての人が対象)の申請をすると、、、ケガの治療にかかった費用&休業補償給付(ケガ・病気のために働けない場合に基本給与の80%が給付される)がもらえる。

労災保険は基本的には会社が手続きするものだけど、わたしは主体的に申請を開始した。

労災申請を成功させるための、注意ポイントってなんだろう?

「労災保険」自分で申請しよう

通勤の途中にケガをしてしまった場合、「労働災害」中の「通勤災害」にあたる。

業務中のケガである「業務災害」に比べると、直接、会社に原因があるわけではないし、ケガに至った詳細は自分のみが知っている場合がほとんど。

労災申請は、まずは会社へ「労働災害」の発生を報告することから始まる。

その後は、手続きを会社に任せてもいいけど、気持ち上だけでも主体的に申請を進めるのがいい。

労災申請を、自ら主体的にやるのがおすすめな理由は、ふたつある。

*ひとつは、事業主が労災保険(加入は事業主の義務)に未加入であった場合、自分で労働基準監督署に相談することで、労災が適用されるため。

仕事に従事している時に起きた「業務災害」の場合、普通は会社が迅速に手続きを進めるはずだけど、もしもそうでない場合には、自分ですぐに申請をしよう。

労災申請に必要な書類は、労働基準監督署でもらうか、厚生労働省の公式ホームページからダウンロードできる。

*もうひとつは、労災申請の流れをつかむことで、事前に必要な添付書類や、申請書類にどのように記入すればよいかが分かるため。

注意:添付書類や申請書類の記入の仕方次第で、休業補償が受けられない場合がある。

「治療費無料」のためにすること

「通勤災害」のわたしの場合、診察を受けたあと、具体的にどうしたのか?

労災申請の流れ

1 「労働災害」の発生を会社に報告する

2 補償の種類に合わせた請求書に必要事項を記入する

3 事業主に請求書へ記入をしてもらう

4 治療費の領収書、医師の診断書などの添付書類を添えて、労働基準監督署へ提出する

5 労働基準監督署から医療機関と会社への調査がされ、労働災害に該当するか判断される

 

1 「労働災害」の発生を会社に報告する

わたしの場合

病院で治療を受けた直後、医師に診断書(自費、約2000円)を書いてもらった。

会社に「通勤途中でケガをしたので労災の手続きをします」という電話連絡をし、医師の診断書もメールで送った。

医療機関にも「これから労災申請をする」と伝えておいた。

2 補償の種類に合わせた請求書に必要事項を記入する

わたしの場合

「通勤災害」用の書類を、労働基準監督署に行って入手した。

ついでに係の方に訊ねて、自分事業主の必須記入箇所を確認した。

自分の記入箇所について注意が必要だと思ったのは、ケガに至った経緯をくわしく書くということ。

(もともと痛めていた身体の部分であった場合は、医師の診断書しだいの判断になる)

ケガをした場所は、地図で記す必要がある。

注意:自宅の敷地内は労災適用外になる。

3 事業主に請求書へ記入をしてもらう

わたしの場合

会社に、請求書(事業主に書いてもらう箇所へえんぴつでしるしをつけた)を持参した。

注意:労災申請に事業主からの署名は必ず必要。

4 治療費の領収書、医師の診断書などの添付書類を添えて、労働基準監督署へ提出する

わたしの場合

完成した請求書と、すでに支払った診療代の領収証と、医師からの証明書労働基準監督署へ提出した。

病院へ提出する請求書は治療費の給付のためのもの。

治療費は、ケガが治療(症状の固定と呼ばれる)するまで支払われる。

5 労働基準監督署から医療機関と会社への調査がされ、労働災害に該当するか判断される

わたしの場合

請求書の提出後、労働基準監督署から勤務先へ電話による調査があった。

医療機関への調査も行われたあと、実際の休業補償給付までは、早くても1ヶ月かかると言われた。

注意:労災の手続きには短いもので2年という期限がある

「休業補償給付」とは、、、?

わたしは仕事を休んでいる間、自分が無収入であることをまったく心配せずにいられた。

休業補償給付には、待機期間(労働不能となったその日から3日間)があるが、その3日間に対しては、事業主から平均賃金の60%の支払いがある。

4日目からは、「賃金の補償」として2種類の給付を受けることができる。

労災保険の社会補償促進事業から「休業補償給付」として60%、プラス「休業特別支援金」として20%合わせて、給付基礎日額の80%が支給される。

労災保険のおかげで、、、ケガや病気になっても、回復するまで治療費が無料&給料の約80%が補償される。

これで、業務中にとつぜん大地震があったり、ふたたび凍結路面で転んじゃっても大丈夫?!

(なるべく災害にあわないことがベストだけれども!)

知識プラス経験 イコール 鬼に金棒

どんなハプニングや道草も宝

このブログを読んでいただいてありがとうございます。

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