[書評]無(最高の状態)|「無我」がしあわせのキーワード!

旅する音楽&本

2022.09.28

あなたには、不安なことや心配ごとはありますか?

私は以前、つねに漠然とした不安を感じていました。

今ふりかえると、それはとても苦しいものでした。

なぜ、心の平安を手に入れることは難しいのでしょうか。

「無(最高の状態)」では、「苦」は人生のデフォルトとされています。

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このブログ記事では、私が「無(最高の状態)」から学んだ、不安を取り除いて幸せを感じやすくなる方法について解説しています。

「我々が直面する重要な問題は、その問題を作り出したのと同じ思考のレベルでは解決できない」アインシュタイン

それでは、違うレベルの解決法とはどんなものなのか、見ていきましょう。

自己とは「物語」である

「苦しみながら生きる」ということを、自ら望む人はいないと思います。

それなのになぜ多くの人が、悩みを抱えながら生きているのでしょうか。

Q:「苦しい」とはどんな現象?「苦しみ」とは何?

A:人は「苦」がデフォルト設定である。

嫌なことはいつまでも残り、良いことはすぐに忘れるという事実に思い当たる人は多いのではないでしょうか。

苦しみとは、求めているものが満たされていない状態のことです。

苦しみには「一の矢」と「二の矢」があります。

飢えや病気などは「一の矢」の苦しみ(これは受け入れるしかありません)です。

そして、その時に現れる「なぜ自分だけがこんな目にあうのだ?」というネガティヴな思考が「二の矢」の苦しみです。

真の苦しみは「二の矢」なのです。

自己にまつわる思考はネガティブに向かいやすいので、自己にこだわる人ほどメンタルを壊しやすいそうです。

Q:自己とは、何でできている?

A:自己とは、進化のプロセスで生まれた生存システム。

脳は、つねに「物語」を製造しています。

苦しみから逃れるためには、「物語」ではなく「本当の現実」を体験しなければならないのです。

自己 イコール「物語」

①周囲の状況がどう展開するかについて、事前に脳が「物語」を作っている

②感覚器官が受け取った映像や音声の情報を、脳の「物語」と比べている

③脳の「物語」が間違っていたところのみ、修正して「現実」を作っている

ありのままの自分を探すということは不可能なこと。

脳は現実よりも「物語」を重んじる

①「物語」は脳内で自動的に動き出し、私たちには制御できない!

②私たちは「物語」を唯一の現実だと多いこみ、それに気づいていない!

私たちの精神機能は、とても弱くてもろいものである。

「苦しみ」とは、痛み✖️抵抗である。

結界を張る

人生のデフォルトは「苦」であり、自己は自動的に「物語」に支配されてしまうものだということが理解できました。

そんな弱い私たちを、どうしたら「二の矢」を放つ自己から守れるのでしょうか・・・

もしも自分の部屋が脅威に満ちていたら、脳は自己を立ち上げ、「二の矢」を撃ち始めます。

もしも「私はだめな人間だ」という思考が浮かべば、脳は「脅威が現れた」と判断して「二の矢」を放ちます。

このような自己の攻撃を防ぐためには「結界」が有効です。

「安心の感覚」があなたの「結界」になる

✔️食事、運動、睡眠の改善など、自分の感覚にしっくりくる手法を選ぶ

✔️最低でも3週間続けると「安心」の感覚が根付く

安心の感覚(結界)をもつための、カンタンかつ具体的な方法がいくつかあります。

新しい言葉を学ぶ:新しい単語、比喩表現に触れる。

感情ラベリングを行う:嫌な感情について「怒り30%、悲しみ20%、焦り50%」など、記憶にともなう感情をできるだけ細かく表現してみる。

正確な言葉が見つかれば、脳が感じる脅威の感覚は低下します。

ラベリングされた感情が「言語の結界」としてあなたを守ってくれます。

さらに自己の「物語」から「悩みのない現実」へと心を戻すためのテクニックを紹介します。

避難所を作る

セーフプレイスワーク:脳内に自分だけの「避難所」を作る方法

心から安心感を抱ける環境を頭の中に用意し、必要に応じて逃げ込めるようにしておく。

注:理屈で想像を広げるのではなく「自分にとって安全な場所とは?」という疑問に対して情景が浮かぶのを待つこと。

ソーシャルサポートワーク:他者とのつながりの感覚を増やして、脳に安心感を与える

ネットワークリスト(自分に関係のある人たちの名前を書く)を作って、リストを見ながら質問に答えてみる。

「この中の誰ともっと時間を過ごしたいのか?」「その時間を増やすために何ができるだろうか?「今の悩みを相談できる人はいるだろうか?」

嫌な感情や不安に襲われたとき、目を閉じて脳内に「セーフプレイス」を立ち上げ、イメージの中にしばらく留まりましょう。

A:空想の避難所に意味があるのか?

Q:私たちが体験する世界は、大半が脳内イメージで作られているため、頭の中で組み立てた映像もリアルなものとして扱われる。

質問の答えを書きこんだネットワークリストを、ネガティヴな感情がわいた時に見返しましょう。

「私は社会の中で生きている」「いざという時には頼れる人がいる」

自分にあるネットワークの事実にあらためて気づくと、その直後からストレス反応が低下します。

グラウンディング:「現在」に心を引き戻すノウハウ

脳は「自己」を起点に未来や過去にイメージを広げたせいで、ネガティブな感情が増し、苦しみをこじらせてしまう。

悩みがつきないのは、意識が「現在」からそれてしまうから。

自己解説法:自分の今の状況を淡々と実況する。脳が現在に意識を向け、気持ちが楽になる。

54321法:五感を駆使して、現在に復帰する。例えば、触感で感じられるものをピックアップして意識を向ける。

意識がそれても、慌てず五感に戻る作業をくり返す。

暗算法:100から7ずつ引き算を行い、0になるまでくり返す。

心の避難所を作り、「現在」に心を引き戻すノウハウを使うことで、今ここにある幸せを守るための「結界」(安心感)が築かれていきます。

苦しみに降伏する

「仏道をならうというは、自己をならうなり。自己をならうというは、自己をわするるなり」13世紀の僧・道元

私たちが人生で出くわす「一の矢」(痛み)は、誰にも避けられません。

そこに「現実への抵抗」という行為が加わることで、「二の矢」(苦しみ)が生まれます。

私たちがとれる対策は一つだけです。

現実に対して、積極的にLetting go(降伏)するということです。

現実に降伏するためには、まずは「自己」について知ることから。

「人間の定義と云うとほかには何もない。ただいらざることを捏造して自ら苦しんでいる者だ、と云えば、それで充分だ」夏目漱石「吾輩は猫である」

脳は要らないルールを作り出し、あたかも現実であるかのように知覚させるため、その結果として悩みが続いていくのです。

入らざるルール=悪法に対抗するには?

①あなたの行動を縛る悪法を把握する

②その悪法にどのように対処するかを学ぶ

悪法日誌を書く:日々のネガティブ感情を記録して、脳内にインストールされている悪法を推測します。「完璧でなくてはいけない」「承認を過度に重んじる」など。

ネガティブな感情に襲われたり、周囲を不幸にする行動をした時には「私は悪法に動かされていないか?」と考えてみましょう。

「降伏」とは、あなたが直面している現実を認めて、正面から向き合うことです。

メタファーを使うと「降伏」のスキルをカンタンに上げることができます。

地図作り(ただ情報を正しく観察する)や庭掃除(淡々と掃除を続ける)のメタファーを使えば、現実を嘆いても状況は変わらないということが、しっかりと理解できます。

降伏ができるようになったら、いよいよ「無我」を目指しましょう。

無我を導く作業

人間は「物語」の自動発生をピンポイントで止めることができない。

人間は「物語」によって行動させられる自分を認識できない。

対策は、「停止」と「観察」

停止:脳のリソースを何か他のことに使い、「物語」の製造をやめてしまう方法。

禅問答→解けない問いに対して脳の回路が停止し、結果として頭の中を巡る思考から解き放たれます。

観察:脳内に浮かぶ「物語」をじっくりと見つめる作業。

観察の能力には、抗うつ剤に匹敵する効果があります。

全てのネガティブな物語を、科学者になったような気持ちで観察し続けましょう。

観察のトレーニングとは、身体の不調や内面の不安を放置して、見つめ続けるという態度をもつこと。

外界の変化を「自分ごと」にせず、ただ「脳内に起きた現象」の一つとして観察しましょう。

脳の「わたし」に関わる領域に変化を起こし、メンタルの改善や集中力と記憶力の向上が見込めます。

観察のトレーニングの1例・・・リンゴ 誕生日 海岸 自転車 バラ 猫

声を出さずに上記の単語を読む間、あなたの心にどんな変化が起きたでしょうか?

ごく普通の単語に対して、あなたの内面がどう変化したかをじっくりと感じてみます。

観察のトレーニングを続けていると、使わない筋肉が少しずつ衰えていくのと同じように、心身の変化を「自己問題」として捉えなくなっていきます。

自己から離れるためには、以下の考え方もとても有効です。

縁起性:あらゆるものが因果関係のネットワークによって成り立つという世界観。

慈経行(じきんひん):歩きながら他人の幸福を願う訓練。

「この人が楽しい人生を送れますように・・・」

心を落ち着かせる効果が高く、縁起性の感覚が宿り始めます。

自己がしずまったら、自己ひとつの「場」になります。

自己、思考、感情などは、どこからともなく現れますが、放置していれば、やがて消えていきます。

この認識を脳に染み込ませると、脳が生み出す「物語」に巻き込まれにくくなります。

ここからさらに精神機能を観察し続けると、あなたの自己を構成してきた人生のあらゆる要素が、まるで最初から自分とは無関係だったかのような感覚が現れます。

これまでの人生であなたを形作ってきた記憶や概念の虚構性に、脳が気づきはじめます。

わたし以外もわたし?

いったんこうなれば、「二の矢」も継がれようがありません。

自己は生存ツールとして生まれた存在なので、その発生そのものは止めようがありません。

ただし、いったん観察スキルを身に付ければ、もう自己に悩まされなくなります。

かつては確たる存在だった自己が、ただの「複数の物語のひとつ」に変わったからです。

山のメタファーを考えてみます。

山の天気は変わりやすく、火事が起きたりもするが、山は山であることに変わりはなく、山そのものはただの「場」でしかない。

思考や感情が荒れ狂おうが、自己が鎮まったあなたはひとつの「場」として存在を続けます。

生きている「場」と化した、無我に至った人は、自分と世界をへだてる境界が消え、精神が拡大した感覚とともに強い幸福感を感じることができます。

無我によって起こること

幸福度の上昇
意思決定力の向上
創造性の上昇
ヒューマニズム(栄養、安心、娯楽など、自分が欲するものを他の人にも与える態度のこと)の向上

「無我」とは、自己が消えたことで、歪んだ思考と感情のくびきから外れ、理性・共感・判断などの能力が存分に発揮できるようになった状態。

他者に寛容で物事の判断がうまく、高い幸福感を保ち続けることができます。

人間の精神とは、さまざまな自己・感情・思考がどこからともなく現れて消える「場」のような存在なのに、私たちは自己を絶対に必要な存在と捉えてしまい、脳が生み出す(ネガティブな)「物語」にも疑いをはさもうとしません。

「無我→幸福」を手に入れるための5つのポイント

1)自分に適した方法を探す「今の自分に足りないものはなんだろう?」

2)「停止」から「観察」の順に進む

最初のうちは、脳内の「物語」をただ停止してみる

3)深刻な問題からはすぐに逃げる

4)幸福にも降伏する

「また幸福を求める気持ちが出ている」といった具合に、幸福の探究心もただの「物語」として扱うこと!

5)生涯にわたって精神の修養を続ける

世界の変化を知覚するたびに、人体は脅威を覚え、ホメオスタシス(心と身体を常に一定の状態に保つメカニズム)を起動させて慣れ親しんだ「物語」にしがみつこうとする。

この世界における唯一の不変は「常にすべてが変化する」という事実のみです。

世の移り変わりに抵抗するのではなく、変化に服従するのでもなく、「停止」と「観察」を繰り返しましょう。

「わたし」とは生命の維持機能がもたらす明滅でしかないのです。

「わたし」は、自己に支配されない「場」です♪

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このブログを読んでいただいてありがとうございます。

あなたに思いがけないハッピーがありますように!

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