2022.07.30
出来るだけ、毎日をこころ穏やかに過ごしたい。
音楽そして読書は、最高の娯楽。
面倒なことは何もなく、コストがかからず、得られるものが多い。
本を開くだけで、心は一瞬でニューヨーク&ロシアへ。
人間は100年生きるのがスタンダード、な時代になるらしい?
長くなりそうな人生、計画や戦略でそなえよう。

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パウリの夢
夢分析で有名なユングの、興味深いセミナーの口述筆記録。
ノーベル物理学賞受賞者であるヴォルフガング・パウリの受けた夢分析の内容について、スイスの精神医学者ユング(ラテン語で〈魂〉を意味する語)がアメリカでおこなったセミナー(1936&1937)の記録。
ユングとパウリは一緒に、心理学と物理学における「シンクロニシティ(共時性)」の概念について本を書いている。
ユングのストレートで自由な発言が楽しめる。
私は人の無意識の心を非常に重要なものだと考えている。
もし無意識が言葉を出そうとしなければ、私は言葉を思いつくことさえない。
無意識の心は完全な暗闇ではなく、未知の物事からなる形の定まらない領域である。
夢はその情報源となる主な素材。
夜には、多くの人が目に見えない存在がいるのではないかと疑い始める。これは古くから存在する本能。それは無意識の中の元型の働きによるもので静けさの中で息づき始める。
Q:無意識に対する深い気づきを培うにはどうしたらよいでしょうか?
A:あなたが無意識に対する気づきがないなら、むしろ好ましいことだと思ってください。
無意識とは深い海ですから、大きな波のうねりの中でも揺るがない安全な舟の中にいられるなら、感謝しなくてはなりません。
それがやってくるのに任せ、それからどのような対処が可能なのか、見極める方がはるかによいのです。
夢:彼は牧草地にいて、そこではたくさんの羊が放牧されている。そこは羊の国なのだった。
もし動物が夢に現れたなら、無意識で本能的な存在形式を暗示している。動物は大地から作られた敬虔なもの。動物には人間とは異なる心理がある。
神がアイコンによって表されるときには、いつも動物の属性を有している。キリスト自身は子羊で、鳩は聖霊の象徴。
羊の一匹になっているこの夢は、無拓な状態で動物のようになっていて、インフレーションに関するものなど、全て無意味だというような意味。

私たちには私たちが何者であるのかわかりません。
環境に対する自らの反応によって、私たちは自分たちが何者であるかを知るのです。
経験を通じて形成された人格が、それぞれの人に生まれながらに備わっている型なのです。
運命は私たちに生じますが、それは私たち自身がその運命そのものだからです。
Q:もし両親の権威の力が強すぎるために、弱い子供が反抗心を持った場合、子供の無意識にはどのように反応するでしょうか?
A:両親の権威は子供にある種の反抗心を引き起こします。両親の権威に適応しようとしても、無意識が自然と補償的な態度をとります。子供の無意識の中で、両親は野獣や暴君として描写されます。あらゆるおかしな思考が登場する。これが無意識への影響なのです。
ある有名なフランス人将校の一例
彼は歴史、特に過酷な戦闘といった歴史を恐れ、魅了されていました。
モロッコで食肉人種族によって殺された同胞について、身の毛もよだつ話を聞くと怖くなり、モロッコへと渡り、そこで殺されました。
彼は恐れ、そして恐れが彼を魅了しました。つまり人が怖いと感じるものは、しばしば現実になります。
文字通りに受け取ってはいけませんが、ときおり物事は、まさしくこのように生じてくるのです。
無意識とは影(自分の一部)
世事で幸運を得て成功する人は、二次元的な人格になって、影を失うという危機に瀕しています。
そうなるとあなたは人々があなたについて語った印刷紙のようになり、三次元の人間ではなくなります。あなたがもはや影を持たないからです。
「ああ何だこれは?どうして私の無意識はこんなにも黒いのだ?なぜこれほど不気味なのだ?」
宗教の役割について、ユングの説明はとても分かりやすい。
宗教は常にその人の心理を非個人化することで人間を癒そうとしました。
「確かにあなたは苦しんでいます。しかし主キリストがどのように苦しみ、癒されたかをご覧なさい。あなただけが苦しんでいるのではありません。多くの人が苦しんでいます。そして彼らは皆、主キリストによって癒されています。」
私たちは人間であり、無拓な子供たちを殺害するようなことはしないでしょう。
しかし、私たちはまさしくそういったことをする人間で、そのことを見落としていて、正視出来ないのです。私たちは彼らと全く変わりなく、そのことが私たちが直面すべきことであり、実直な人が誰も直面出来ないことなのです。
そして人はこういった洞察から自分を守る盾とするために宗教を持っています。この宗教は有益な発明をしました。
多くの害悪が悪魔へと転嫁されて、そのおかげで私たちは静かで平和な世界を築くことを学びました。
専門知識、文学的なエッセイ、個人的なドキュメンタリー、奇想天外な小説と、さまざまな顔をもった読み物。
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プーチンとロシア人
日本にとってロシアは、付き合うことが避けられない隣国。
ロシアとの外交のためには、まずロシア人のものの考え方と行動様式の特徴をつかむこと。
ウィンストン・チャーチルの有名な言葉に「ロシアは謎(riddle)のなかの謎(enigma)に包まれた謎(mystery)」(第二次世界大戦回顧録より)というものがある。
ロシア連邦の国土は世界一。日本の45倍あるが、人口は日本とあまり変わらない。
ロシアは天然の障壁で守られていない大陸国家。日本は四海を海という理想的な国境に恵まれている。
マイナス:外敵に侵入されやすい(モンゴル、ナポレオン、ヒトラーなど外敵との攻防)。
プラス:守りに強い。
「長いものには巻かれろ」という人生観
広い国土のほとんどのエリアにおいて、気候状況が厳しい。農業にあまり適しない土地で、雨量が少なく、冬が半年以上と長く、積雪が多い。ロシアの厳冬も性格形成の一つになっている。
ドストエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」の中で自由が持つ重荷、責任から逃れたいという欲望を描いている。
「人間という哀れな動物は、もって生まれた自由の賜物を、できるだけ早くゆずり渡せる相手を見つけたいという、強い願いだけしかもっていない。」
プーチンの生い立ち
ウラジーミル・プーチンは1952年、サンクト・ペテルブルクに生まれる。兄二人は死亡し、母が41歳の時に授かった子供だったため、溺愛されていた。
プーチン家族3人は、共同住宅内のワンルームに住んでいた。台所とトイレは共用で、バスルームはなかった。
プーチンは小柄(成人した現在は168cm)で、いじめられる存在だったことから11歳の時に格闘技を始める。最後には柔道に行き着く。
次にプーチンは強いグループに参加することを思いつき、KGBへと向かった。
ロシアの徴兵制をなぜか逃れて、レニングラード大学に合格し、卒業と同時にKGB入りを果たす。
「テイク&テイク」
ロシア人にとって、交渉は闘争の一形態。ギブ&テイクはなし。
・相手側をはるかに上回る保障をもたないと落ち着かない。
・ロシア人の劣等感や脆弱感は、地理的、歴史的条件から影響を受けて形づくられた。
「こつこつ几帳面に働くことは馬鹿。」
資源の呪い
天然エネルギー資源に恵まれた国の住人たちは、1990年代〜2008年までのように原油価格が上昇すると、真面目な労働意欲を減退させる。
・国際的競争力を持つ国内産業を進行させようとする工夫や忍耐心の欠如。
・贈答文化。「国民総泥棒」無賃乗車(ウサギ)は7人に1人も!
プーチンの独裁政治
財閥、労働者の結託、「お芝居に過ぎない」テレビでパフォーマンスをロシア全国に報道。
プーチン大統領&ロシア国民は「同じロシア式メンタリティーを持つ共犯者」なのか。
ウクライナ侵攻で世界中に衝撃を与えた、ロシアの「謎」たる背景。
LIFE SHIFT
自分のこれからの人生について、じっくり考えさせられた評判の本。
長い生涯なら、健康な100年ライフを想定、目標にしないといけない。
いくつもの課題がある。
パートナーとの関係はますます重要。長期間にわたって関係を維持することはムズカシイ。
雇用が「空洞化」する。仕事の未来はどうなるのか?
人間固有の2種類の能力
・複雑な問題解決能力に関わる能力(専門知識、帰納的推論の能力、コミュニケーションスキルが必要)「人は言葉で表現できる以上のことを知っている」:人間がもっている知識のかなりの割合は暗黙のもの、そうした知識はマニュアル化できない、ロボットや人工知能で複製できない。
・対人関係と状況適応の能力(主に体を使う仕事で必要とされる):「モラヴェックのパラドックス」ロボットは複雑な分析なら簡単にできるが、階段を上ったりすることに苦労する。
見えない「資産」:無形資産を計測できるか?
人生に満足している人に共通する際立った要素の一つは、生涯を通して深くて強力な人間関係を築いていること。(ハーバード大学の「グラント研究」より)
3つの無形資産
1)生産性資産:人が仕事で生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ要素。
2)活力資産:肉体的、精神的な健康と幸福のこと。健康&前向きな親しい友人たちのネットワーク。
「自己再生のコミュニティ」:支えと安らぎ。「自己再生」をもたらすうえで、大きな役割を果たす。
「感情のこもった強い友情を維持すること」:友人関係の価値はますます大きくなる。
3)変身資産:自分についてよく知っていること。多様性に富んだ人的ネットワーク、新しい経験に対して開かれた姿勢をもっていること。
それほど緊密な関係にない知人は、新しい情報をもっている。
幸福かそうでないかをわけるのは、あくまでも愛である。
・一つは愛
・もう一つは 愛をないがしろにせずに済む生き方
幸福な人生には、やはり「愛」は欠かせない要素。
生涯を通しての幸福を生む源は、無形の資産、家族や友人との関係、それに好奇心や情熱!

70〜80歳になったときの私は、いま私がくだしている決断を評価するだろうか?
人生100年時代における新しいシナリオ
アイデンティティの確立:自分がどういう人間なのか、なにを大切にするのかを明確にすると、人生の多くのステージに一貫性を持たせられる。
自分にとって魅力的な未来について考え、その未来の細部を具体化していく、どのような未来が可能かを創造的に考えなくてはいけない。
豊かな変身資産:自己効力感(自分なら、できるという認識)を持っていると言えるために、生活してくために、どれくらいのお金が必要か?何歳まで仕事を続けたいか?自分の金銭面の状況をどの程度把握しているか?
自己効力感を高めるためには?:世界でなにが起きていて、変化に対処するためになにができるかについて、理解を深める。
人生設計というテーマを自由に語り合う、そして具体的に検討する。
自己主体感(みずから取り組む、という認識)に基づく自制心を発揮し、自分の現在のニーズと未来のニーズのバランスを取る。
自己主体感に関して:未来に得られるかもしれない恩恵のために、いま厳しい決断ができるかどうか。「いくつもの自己の並存」の問題。
レクリエーションとリ・クリエーション:家族や友人と過ごす時間、教育とスキルの再習得、運動にかける時間が不可欠!
100年ライフの時代には、人生の時間、繁殖という進化上の役割を果たすために必要とされるより長く、金銭面の安定を確保するにも十分すぎるくらいになる。
子づくりと貯蓄に使われずに済む時間は、どのような活動に費やされるのか?
人生のさまざまな時期に時間的ゆとりが増えれば、自分がどういう人間かを探究する機会を得られるのか?
自分が生まれた社会の伝統に従うのではなく、みずからの価値観&希望に沿った生き方が出来るか?
私は何者か?私はどのように生きるべきか?
実験と探求は、一人の人間の人生を貫く要素の一部を成すもの。
100年ライフの計画を立てるためには、自分がなにをしたいのか、どのようにそれを達成したいのかという重要な決断をしなくてはならない。
問題は、正しい決断ができる場合ばかりではないこと。
私たちはおうおうにして誤った楽観主義に流される。私たちが適切な準備や行動をしないのは、それがもたらす結果を恐れるからではなく、未来について愚かなほど楽観的な考えを持っているから。
長い人生を生きるうえでは、なにかに打ち込むことが重要。
長寿化は、何十年もかけて少しずつ進行している。社会が変わるには時間がかかる。
「ゆでガエルの寓話」:煮えたぎった湯にカエルを放り込めば、驚いてカエルは飛び出す。鍋の中に入れて少しずつ加熱していってもカエルはそのまま動かない。ものごとがゆっくり進行しているとき、人は思い切った行動を取りづらい。
今からなら、、、まだじゅうぶん間に合う。
100年ライフでは、家族と友人、スキルと知識、健康と活力などの無形の資産を充実させること&そのための投資が必要。
長いシアワセな人生のために、新しい時間の使い方を考えよう!
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このブログを読んでいただいてありがとうございます。
あなたに思いがけないハッピーがありますように!
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