[書評]ファクトフルネス|10の思い込みとは?[まとめ]

AREAフリー

2022.10.15

こんにちは、車なし地方住みのるんるんです。

読書の秋ですね♪

あなたは良い本に出会えていますか?

私は少しずつ楽しんでいた本を、先日読了しました。

なんと、私たちには10の思い込み(本能)があるそうです。

このブログ記事では、名著「ファクトフルネス」の要点を紹介しています。

この記事は、ほんの3分で読めます♪

 

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分断本能:世界は分断されている

私たちは、無意識下で様々なことを思い込んでいます。

あなたは「ドキュメンタリー番組などで見かける原始的な暮らしをしている人たちは世界にたくさんいる」と思っていませんか?

実際は、世界中で年々その人数は減ってきています。

私たちの多くは「あの人たちはいつまでも私たちと同じ暮らしをすることはない」と思っています。

世界の見方については、いまだ1960年代にいる人が多いのです。

「世界の人口の何%が、低所得国に住んでいると思いますか?」という問いに対しての、平均的な回答は「59%」です。

しかし、正しい答えは「9%」なのです。

世界が分断されていて、多くの人が困窮した生活を送っているというのは、もはや幻想です。

思い込みの①「分断本能」に逆らうためには、極端な数字の比較に注意することです。

大半の人は、その中間にいる場合が多いのです。

ネガティブ本能:世界はどんどん悪くなっている

ニュースは、いつも世界の暗い話にあふれていますね。

しかし、実際には良いニュースもたくさんあります。

1997年には、極度の貧困の中で暮らす人は世界の人口の29%でしたが、20年後の2017年には、9%にまで下がりました。

世界は、ゆっくりと進歩しているのに、そういったことはニュースになりにくいのです。

偏った報道のため「世界はどんどん悪くなっている」と考えてしまうと不安になって、希望も失いがちになります。

思い出や歴史というのは、美化されるものです。

思い込みの②「ネガティブ本能」に逆らうためには、悪いニュースが増えても悪い出来事が増えたとは限らないことを覚えておきましょう。

直線本能:世界の人口はひたすら増え続ける

先進国が、貧しい子供たちを助けると、人口はひたすら増え続けるのではないか、という批判があります。

実際には、世界の子供の人口は、すでに横ばいになっています。

事実は、貧しい子供たちを助けないと、人口はひたすら増え続けるのです。

人口増を止める確実な方法は、極度の貧困を無くして、教育と避妊具を広めること。

すべてのグラフがまっすぐになる(直線で増加し続ける)というのは「直線本能」③の思い込みなのです。

恐怖本能:危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう

100年前と比べると、自然災害で亡くなる人の数は25%に減少しました。

人口は同じ期間に50億人増えているので、災害による死亡率は100年前の6%に激減したということです。

「恐怖」と「危険」はまったく別のものです。

恐ろしいと思うことは、リスクがあるように「見える」だけ。

一方で、実際に危険なことには確実にリスクがあります。

思い込みの④「恐怖本能」を抑えるには、リスクを抑えることです。

世界は恐ろしいと思う前に、現実をしっかりと見ましょう。

特に災害時などには、行動をする前に落ち着くことが大切です。

過大視本能:目の前の数字が一番重要だ

私たちは「ひとつの数字が重要である」と勘違いしてしまいがちです。

ある小さい項目の数字に気を取られたら、「なぜこの項目は、こんなに大きいのだろう?」と問いかけてみましょう。

例えば、家計簿をつける前に「全体の8割を占める項目はどれだろう?」と考えます。

例えば、エネルギーについては「石油・石炭・ガスだけで、世界の8割以上のエネルギーを生んでいるのではないか?」と。

・・・実際に計算してみると、答えは87%になります。

このように「80:20ルール」は、大抵のものに当てはまります。

80:20のルール」とは

結果の80%は、たった20%の原因から生み出されている」という考え方のこと。

代表的な例:「売上の80%は、たった20%の顧客によってもたらされている」「世界の富の80%は、たった20%の富裕層が所有している」など。

8割という大半の成果のために全体の2割を意識することは、人生のあらゆる場面で役に立つ。

ビジネスで売上を伸ばしたいとき、顧客とのつき合い方、自分の時間の使い方など。

「80:20ルール」の使い方は、まず合計で8割を占めている大きな項目をいくつか探します。

その中で怪しいものがないかを、チェックします。

「80:20ルール」は、使うことさえ忘れなければ良いものです。

⑤の思い込み「過大視本能」を抑えるには、比較したり、割り算することです。

国や地域を比較するときは、「ひとりあたり」に注目しましょう。

調べものでは、何かの数字を総人口で割りましょう。

1950年には1440万人の赤ちゃんが亡くなりましたが、2016年には420万人まで減りました。

正しい真実を知るには、割合を調べないといけません。

割り算をすると、死亡率は3%になりました。

量ではなく、割合を比べてみると、以前とは比べものにならないほど死亡率が下がっていることがわかります。

ひとつしかない数字をニュースで見かけたときは、問いかけてみましょう。

「この数字は、どの数字と比べるべきか?」

できるだけ、量ではなく割合を計算しましょう。

その後で、数字が重要かどうかを判断すればいいのです。

パターン化本能:ひとつの例がすべてに当てはまる

「分類」そのものを疑いましょう。

同じ集団の中にある違いを探すことです。

違う集団の間にある共通の項目や違いを探してみましょう。

「過半数」や強烈なイメージに注意しなければいけません。

思い込みの⑥「パターン化本能」とは、ひとつのパターンを思い込みがちなことです。

ある物事について、ひとつの集団のパターンを根拠に説明がされていることは多いです。

宿命本能:すべてはあらかじめ決まっている

世界の変化は、少しずつスローペースで起きています。

いろいろなもの(人も、国も、宗教も、文化も)は、変化がないように見えてしまいます。

「ゆっくりとした変化でも変わっている」ということを意識しましょう。

小さな進歩を追いかけて、知識をアップデートして、文化が変わった例を集めたり、おじいさんやおばあさんに話を聞くことで、⑦の思い込み「宿命本能」を抑えられます。

単純化本能:世界はひとつの切り口で理解できる

⑧の思い込み「単純化本能」とは、ひとつの視点から世界を理解したと思ってしまうこと。

知ったかぶりはやめて、自分の考え方を検証しましょう。

ただトンカチで叩くのではなく、さまざまな道具の入った工具箱を用意すること。

数字は大切ですが、数字だけに頼ってはいけません。

犯人探し本能:誰かを責めれば物事は解決する

トラブルが起こると、誰かが「見せしめ」とばかりに責められることはありませんか?

犯人ではなく、原因を探すことが大切です。

誰かを責めるとほかの原因に目が向かなくなり、将来に同じ間違いが防げなくなります。

成功した場合も、ヒーローではなく、社会を機能させている仕組みに目をむけましょう。

社会の仕組みを支える人たちの功績をもっと認めることで、⑨の思い込み「犯人探し本能」を抑えることにつながります。

焦り本能:いますぐ手を打たないと大変なことになる

「本日限定!特別大セール!」

そう聞こえてくると、焦りませんか?

そんな時には、こう自分に言い聞かせます。

「一息つこう。そんな口車に乗ってはいけない。いまじゃないとダメなんてことはないし、チャンスは一度きりじゃない。」

目の前に危機が迫っていると感じると、⑩の思い込み「焦り本能」のせいで、すぐに動きたくなります。

⑩の思い込み「焦り本能」を抑えるには、小さな一歩を重ねることです。

「深呼吸しよう。正確で重要なデータだけを取り入れよう。過激な対策に注意しよう。」

・・・いかがでしたか?

名著「ファクトフルネス」には、世界を正しく見るための方法が書かれています。

世界を正しく見ることは、私たちを危険な思考の落とし穴から守ることです。

 

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このブログを読んでいただいてありがとうございます。

あなたに思いがけないハッピーがありますように!

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