1995年のクリスマス前後をスペイン、バルセロナの友人宅で、約2週間ほど過ごしました。
12月なのに、それほど寒くもなく、毎晩あちこちの家へ、ごはんを食べに出かけたり、話しながら、美しい街のあちこちを歩いたりしました。
オンライン旅行って、まだ行ったことのない場所を選びがちじゃないですか?
それで今までは「満足!」とか「感動!」とかを、ほとんど感じられていなかったんです。
(オンラインだしねって思ってました)
今日はたまたま初めて「行ったことのある場所」へオンライン旅行したんです。
(今回私が使ったのは、JTB現地へライブで、チャット質問も出来るガイド付というもの)
そしたら、、、ぜんぜん、、、違っていました!!
実際に体験した記憶にある光景をオンラインで見て聞くことで、以前の自分の知覚がこんなに呼び覚まされるなんて。
記憶の彼方にあやうく、永遠に忘却されそうになっていた思い出がどんどんよみがえってきて。
眼は画面の現在のサグラダファミリアを見ているのに、こころはもっと未完成だった頃のサグラダファミリアを見ている。
そして本当に自分が見たかったのはどっち?といえば、、、自分が過去に見た記憶の中のバルセロナです。
それって、その時の自分に出会うっていうことでもあって。
そういう意味では、懐かしの場所へ再び「リアル旅行」するよりも、「オンライン旅行」が良いのかもしれません。
(どうでしょう?)
1時間あまりのオンライン旅行の間、ガイドさんの現地の人達との、懐かしい響きの会話を聞きながら。
どんどんいろいろ、引き出されてくる、自分達の過去の会話を聴きながら。
(「オンライン触媒」?!)
人が亡くなる時に寝床で持っている財産は、思い出だけだって聞いたことがあります。
「本当の財産」ってこころの中にある。
大切な人達や物達はこころの外にあって、実際に存在しています。
でも自分にとっての本当の財産は、それらに対して自分が持つ気持ちや思い出ですね。
今日は思いがけずオンライン旅行によって、忘れそうになっていた遥か昔の記憶から、大切な「財産」を発掘できました。
身体はどこにも行かなくても
こころはどこにでも行ける
海でも山でも
地球の裏側でも
未来はむずかしいけど
過去ならばいくらでも
きっかけは何か
行き先はどこか
そこだけちょっと
覚えていれば。
昔行った思い出の場所へ、オンライン旅行で出かけてみよう!
このブログを読んでいただいてありがとうございます。
あなたに思いがけないハッピーがありますように!

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