2022.02.05
誰でも日々ストレスを抱えながら生きている。
職場でも家庭でも誰にも役割がある。
ひとり暮らしの学生やFIREの民にも何かしらストレスはある。
職場や家庭での「交流の時間」は最小限がいいのかもしれない。
機会があれば友人と出かけたり、ひとりでどこかへ出かける。
リセットされた快適な自分なら、周囲にも快適を与えられる。
日々のしあわせのためには「サードプレイス」を持つのがいい^^
ストレスマネジメントとしてのサードプレイス
アメリカの社会学者(1932〜)レイ・オルデンバーグは、1991年の著作「The Great Good Place」で、自宅、職場とは別の心地いい第3の場所(カフェ、クラブ、公園etc)サードプレイスを、創造的な交流が生まれる場所、人々をストレスから解放する場所として重要と説いた。
サードプレイスに対しファーストプレイス、セカンドプレイスがある。
ファーストは自宅、セカンドは職場。
サードプレイスでの交流は、ファースト&セカンドでは接することのない、さまざまな人々とのゆたかな情報交換を可能にする。
(それにより、今までにないアイディアを生み出せる)
人々とのポジティブな会話が孤独感の解消、自分の存在意義の再認識を可能にする。
自らの意思でサードプレイスに参加することは、自立性の向上になる。
これらによって、日常のファースト&セカンドプレイスへ良い影響を及ぼす。
オルデンバーグは「無料か安い」「アクセスしやすい」「習慣的に集まってくる」など、真のサードプレイスとして、大切な8つの特徴を定義している。
サードプレイスの8つの特徴
1 中立領域
自分の意思で参加し、そこには政治、法律などの義務を感じることがない。
サードプレイスで過ごす時間は、自由で心地よくくつろげるものである。
2 平等主義
地位や性別、年齢や肩書きに関係なく、全ての人が平等でいられる。
参加には何の条件もなく、要求される事項もない。
3 会話が主たる活動である
サードプレイスでは、明るく楽しい会話が活動のメイン。
討論や会議ではなく、人々のユーモアに富んだ会話であること。
4 アクセスの良さ
開放的で入りやすく、公共交通機関に近いなど、日常的に訪れることができる。
5 常連や会員が存在している
必ず常連の参加者がおり、その者たちによって空間作りを形成。
新たな参加者を、常にウェルカムな温かい気持ちで受け入れること。
6 控え目で包容的な態度や姿勢
サードプレイスは健全な場所であり、家庭のような存在であるべき。
否定的で排他的な言動をとることがない。
7 機嫌がよくなる
緊張や憎悪といった感情を持たず、楽しい気持ちに満たされる。
8 第2の家
しばしば家庭のような温かみを感じる空間で、そこにいる参加者とは家族と過ごしているかのような、第2の家の存在であるべき。
素の自分が受け入れられるということ
「サードプレイスをもちたい」と本気で考えるようになって以来、いつもは色々なカフェに行ってたのを、ひとつかふたつに決めた。
自分にとって大事だと思えたのは、まずオーナーの人柄。
場所の雰囲気に加えて、お水のおかわりをくださるということ。
暑い夏のある日、なぜか長い散歩をしていて、とてものどが渇いた。
そこで、たまたま目についたPessoa Coffee Roastersに入った。
(実はまだ開店前だったのに、こころよく開けてくれた)
「意図しない出会い」って運命じゃないかな?
オーナーもそこに居合わせた方も本当にすばらしかったから。
なにも役割のない何処かで、素の自分が受け入れられるということ。
たとえ会話がなくても「お水のおかわり」でも、それは伝わる。
ワクワクするような「日常」
ペソアコーヒーロースターズ、オーナーの恩田さんはコーヒーで元気になったり、ほっと一息つく瞬間ができたり、ワクワクするような「日常」を提供したいという。
カフェを「非日常」の空間ではなく、ワクワクする「日常」にしよう。
じっさい初めて行ったあの日、暑さと疲れでフキゲンだった自分は、かっこいいロードムービーを、たまたま観てしまったかのように、ムチャクチャさわやかな気分になって家に帰った。
みんなにとって「日常がもっとワクワクするものであったら、もっといい。」
そんなコンセプトのある場所には、立ち寄るだけでメリットがある。
サードプレイスは疲労したメンタルをリセットしてくれる。
2020年、コロナの登場で、リアルなサードプレイスがときに難しくなった。
わたしは初めてオンラインコミュニティに入って、チャットのコミュニケーションをスタートした。
現在のお気に入りは、毎日行われていovice(オンラインコミュニティリべシティ内)での「しゃべりべ」などのイベント。
参加自由で、おもに会話でさまざまな人たちと交流ができる。
「必ず常連の参加者がいる」「アクセスしやすい」など、オルデンバーグの定義したサードプレイスにも当てはまる。
オンラインでサードプレイスが持てるなんて本当にありがたい。
リアルとバーチャル、両方のサードプレイスによって「日常」がたのしい。
サードプレイスによって得た何かをファースト、セカンドへ持ち帰る。
楽しい時間を過ごすことで、生まれたこころのゆとりが、ときに厳しい現実をやわらげてくれる。
金沢に行かれる際には、お散歩がてらPessoa Coffee Roastersへぜひ。
このブログを読んでいただいてありがとうございます。
あなたに思いがけないハッピーがありますように!
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