こんにちは、車なし地方住みのるんるんです。
あなたは北海道の美味しい生ししゃもは食べたことはありますか?
北海道の太平洋岸のみに生息する、国産ししゃもはネットで購入できます。
ししゃもの旬は10月~11月です。
この漁獲時期に北海道むかわ町へ行くと、美味な生ししゃもを食べることが出来ます。
今回は日本にだけ分布する日本固有の魚「ししゃも」についての記事です。
実際に私が北海道のむかわ町で食べた、生ししゃものお寿司やおすすめのししゃも土産についてもレビューしているので、気になる方は読んでみてください。
抜群に美味しい!むかわ町の生ししゃも
札幌から車で1時間半あれば、ししゃも加工の名産地むかわ町に行くことが出来ます。
こちらで貴重な生ししゃもを使った「ししゃも寿司」を食べられるのは三店のみということでした。
わたし達がおとずれた大豊寿司さんでは美味しいお寿司と温かいおもてなしをいただきました。
中でも旬の貴重な生ししゃも寿司の濃厚な素晴らしい風味に感動しました。
しかし最近のししゃも漁獲量の減少がここまで深刻だったとは・・・
大変美味なお寿司が食べられる、風情のある老舗すし店が閉店なんて、本当に残念です・・・
生ししゃも寿司、実は札幌のとある鮨店でも食べたのですが、味は全くの別物でした!
むかわ町のししゃもは本当に美味しいので、お土産にも購入^^
焼き方はカンタン!
フライパンにクッキングシートを敷いて、フタをして弱火でじっくり焼きます。
片面がこんがり良い色に焼けたら、もう片面も同様に焼くだけ。
身の美味しさを味わうならオス、ということだったので、私は今回オスを購入しました。
ししゃもは卵もとびきり美味しいので、次回はメスも絶対に購入したいです。
栄養満点!ししゃもを食べるメリット
ししゃもの栄養価
ししゃもには、以下の栄養素が豊富に含まれています。
- カルシウム: 骨や歯の形成に不可欠なミネラル、カルシウムは牛乳の約3倍含まれる。
- リン: カルシウムと協力して骨や歯を強くする。
- カリウム: 体内のナトリウムバランスを調整し、高血圧予防に役立つ。
- ビタミンA: 目の健康維持になる。
- 鉄: 赤血球を作るために必要なミネラルで、貧血予防に効果が期待できる。
- たんぱく質: 体を構成する重要な栄養素。
ししゃもを食べるメリット
ししゃもを食べることで、以下の健康効果が期待できます。
- 骨の健康: カルシウムとリンが豊富なので、骨粗鬆症予防に役立つ。
- 高血圧予防: カリウムが血圧を下げる効果があるため、高血圧予防に効果が期待できる。
- 貧血予防: 鉄分が豊富なので、貧血予防になる。
- 視力維持: ビタミンAが豊富なので、視力維持に役立つ。
ししゃもは美味しいだけでなく、健康効果も大変高いので積極的に食べたいグルメですね。
ししゃもの食感と風味の良さ
ししゃもはサケ目キュウリウオ科の魚です。
アイヌ語で「柳の葉」を意味する「シュシュハム」が語源で、全長は15cm程度。
背は暗黄色、腹面は銀白色で、ワカサギに似ていますが、口や目が大きく、歯もかなり大きくなっています。
シシャモとカラフトシシャモの違い
特徴 | シシャモ | カラフトシシャモ |
---|---|---|
学名 | ||
生息地 | 北海道の太平洋沿岸 | 北大西洋、オホーツク海など |
漁獲量 | 少ない | 多い |
価格 | 高い | 安い |
味 | 風味が豊か | 比較的あっさり |
生ししゃもの魅力
- 濃厚な味わい: 生ししゃもの卵は、濃厚でクリーミーな味わいが特徴。
- 旬の食材: 産卵期を迎えた秋から冬にかけてが旬で、この時期ならではの風味を楽しめます。
- 北海道の自然: 清らかな水で育ったシシャモは、北海道の豊かな自然を象徴する食材の一つです。
カラフトシシャモ
カラフトシシャモは、産卵期である2〜4月頃に沿岸部で漁獲されます。
カラフトシシャモは、北大西洋のアイスランド、ノルウェー、ロシア、東カナダのニューファンドランド島沖合で漁獲。
主な漁獲国であるノルウェーやアイスランドでは、資源の回復を図るために禁漁期間を設けることがあります。
日本では、シシャモの代用品として年間約20,000トンが輸入され、スーパーや居酒屋などで「子持ちシシャモ」として販売。
※水産庁の魚介類名称のガイドラインでは、標準和名の「カラフトシシャモ」の使用が原則。
カラフトシシャモが日本で広く食べられるようになったのは、1970年代頃からと言われています。
なぜ1970年代から?
・国産シシャモの漁獲量の減少: 日本のシシャモの漁獲量が減少する一方で、カラフトシシャモは比較的安定して大量に漁獲できたため、代替品として注目されるようになりました。
・価格の安さ: カラフトシシャモは国産シシャモに比べて価格が安価であったため、多くの家庭に手軽に食べられる魚として普及しました。
・流通網の発達: 冷凍技術の発展や流通網の整備により、遠隔地でもカラフトシシャモを安定的に供給できるようになったことも、普及の要因の一つです。
カラフトシシャモの特徴
- 名前の由来: オホーツク海の樺太周辺でも獲れたことから、1930年代に「カラフトシシャモ」という名前が付けられました。
- 主な産地: 北大西洋アイスランド、ノルウェー、ロシア、東カナダのニューファンドランド島沖合など。
- 特徴: シシャモと同様にキュウリウオ科に属しますが、別種です。卵を抱えた時期に漁獲され、子持ちの状態で日本に輸入されます。
北海道ししゃもの味と比べると、カラフトししゃもの方が苦味と塩味があり、より硬い食感です。
幻の魚!生ししゃもの歴史
生ししゃもは、北海道の冬の風物詩として親しまれていますが、その歴史は意外と知られていません。
北海道のむかわ町へししゃもを食べに行く前に、その歴史について調べてみました。
シシャモの発見と命名
- 1913年: 北海道帝国大学の疋田豊治氏によって、形態、分布、生態の特徴から新種として発表されました。
- アイヌ民族の伝承: シシャモはアイヌ語で「柳の葉」を意味する「シュシュハム」が語源で、カムイ(神)が人間に与えた恵みという伝説も存在します。
正式に魚の新種としての発見は、わりと最近のことです。
生食の歴史
- 古くからの習慣: アイヌ民族は古くからシシャモを食しており、生食もその一つであったと考えられています。
- 漁業の発展と普及: 漁業の発展とともに、生ししゃもは北海道各地で食べられるようになりました。
- 冬の風物詩へ: 特に、産卵期を迎えた秋から冬にかけての生ししゃもは、その濃厚な味わいが特徴で、北海道の冬の食卓を彩っています。
北海道では、生のししゃもは古くから食べられていたようです。
近年の状況
- 漁獲量の変動: 環境の変化や乱獲などにより、漁獲量が大きく変動。
- 養殖の試み: 天然のシシャモの安定供給が難しくなる中、養殖の試みが進められています。
- 食文化の継承: 生ししゃもは、北海道の貴重な食文化として、その歴史と味を後世に伝承されることが理想。
私がむかわ町を訪れた10月初旬、前日まで「漁獲量が少ないため食べることができない」という情報。
訪れた当日は少量の入荷があり、食べることが出来たのは本当にラッキーでした。
まとめ
北海道の生ししゃもは、漁獲量の減少のため幻の美味です。
栄養価があり健康効果が高い生ししゃもは、今のうちにぜひ味わいたいですね。
このブログを読んでいただいてありがとうございます。
あなたに思いがけないハッピーがありますように!
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