京都・宇治の黄檗山萬福寺にある「白雲庵(はくうんあん)」で、人気の普茶料理(ふちゃりょうり)ランチを家族4人で体験してきました。
「精進料理のイメージが覆る」と話題の白雲庵ですが、気になるのはランチメニューの内容や値段、そして駐車場やアクセス情報ですよね〜
この記事では、実際に足を運んで分かった最新のメニュー内容を沢山の写真と共にお届けします。
気をつけたい「お支払いの注意点」など、実体験に基づいてレポートしているので、参考にしてみてください。
「白雲庵」の基本情報
料理:伝統的な二汁六菜の普茶(ふちゃ)料理(中国風の精進料理)
アクセス:京都駅から黄檗(おうばく)駅へは、JR奈良線で約20分。黄檗駅から白雲庵へは、徒歩で約5分。
駅から京都芸術高校の横の細い道を上がり、十字路を左に進むと万福寺(萬福寺まんぷくじ)門前に到着。
営業時間:11:00~16:00(ラストオーダー14時)
備考:水・木曜定休(祝日は営業、翌日休み)※完全予約制
萬福寺「白雲庵」の普茶料理ランチ|気になる値段と予約の注意点

「白雲庵」は、普茶料理(精進料理)の老舗。
二汁六菜を基本に胡麻豆腐や吉野煮、季節の菜味、味付天麩羅など吟味素材を使った、見た目にも華やかな料理が有名です。
黄檗山萬福寺に伝わる「普茶料理」とは?

萬福寺といえば、日本三禅宗のひとつ「黄檗宗(おうばくしゅう)」の大本山。
ここでいただける「普茶(ふちゃ)料理」は、今から約360年前の江戸時代初期(1661年)に中国から伝わった、とても歴史ある精進料理です。
「精進料理」と聞くと、お寺で一人ずつ静かに……という厳格なイメージがありませんか?
実は普茶料理の「普(あまね)く茶を供する」という名前には「身分や年齢に関係なく、みんなでひとつのテーブル(飯台)を囲み、楽しくお茶を飲みながら労をねぎらう」という素敵な意味が込められています。
公式サイトの言葉を借りるなら、まさに「家族でわいわい楽しめる、和やかなお食事」これが白雲庵の最大の魅力です。
家族4人でいくら?コースの値段設定と満足度

私たちがいただいたのは、定番4名のコース(1名税込6,050円 子供1,782円)。
※1名から予約可能
ランチとしては決して安くはありませんが、この品数と「体験」を考えれば、家族の特別な日のランチとして大満足の価格設定でした。
奈良(御所市)の店舗との違いに注意!予約前に確認したいこと

萬福寺「白雲庵」は、前日までの完全予約制です。
予約は電話(0744-32-0700)か、白雲庵オンライン予約にて可能。
予約の際、一つだけ絶対に気をつけてほしい注意点があります。
奈良県御所市にも同名の「白雲庵」がありますが、あちらは懐石やフレンチがメインの全く別のお店。
今回私たちが訪れたのは京都・宇治の黄檗山萬福寺の中にある白雲庵です。
ネット予約やカーナビを設定する時は、間違えないようにしっかり「京都」「萬福寺」を確認してくださいね!
写真でレビュー|精進料理のイメージが覆る!大満足のメニュー内容

今回いただいたコースは、驚きの連続でした。
伝統の「二汁六菜」スタイルですが、精進料理とは思えない色彩の豊かさに、味の想像がつかない「もどき料理(擬き料理)」…..
動物性のお肉や魚は一切使われておらず、ベジタリアンの方も安心。
それなのにお肉や魚に見立てた華やかな工夫がされていて、目で見ても楽しめます。
白雲庵のランチお品書き

菜単(ニ汁六菜)
①澄子(スス):蘭茶
②麻腐(マフ):胡麻豆腐
③雲片(ウンペン):吉野煮 根菜類などの野菜を中心とした中華あんかけ
④冷伴(ロンバン):和合物 鰻もどきなどに代表される典型的な精進料理の盛り合わせ
⑤笋羹(シュンカン):菜煮の盛合
⑥油磁(ユジ):味付天麩羅
⑦素汁(ソジュウ):すまし汁
⑧醜菜(エンサイ):香の物
⑨行堂(ヒンタン):季節ご飯
澄子(スス)、麻腐(マフ)、笋羹(シュンカン)

澄子(スス)は、蘭の花びら入りの薄塩味の蘭茶。
麻腐(マフ)とは、かなり濃厚な胡麻豆腐のこと。
芋から作られたタピオカが、イクラのように見えます。
笋羹(シュンカン)は、2種類で菜の花(花型の長芋のせ)、豆腐皮。
どちらも薄味で上品な味付けです。
雲片(ウンペン)、冷伴(ロンバン)

雲片(ウンペン)は、吉野煮といい、根菜類などの野菜を中心とした中華あんかけ。
たっぷりの吉野煮は、風味のよい吉野葛のとろみが優しく、いつの間にか完食していました。
冷伴(ロンバン)は、和合物と呼ばれる典型的な精進料理の盛り合わせ。
鰻もどきに代表される、もどき料理は一つひとつ、驚きとともに美味しさが楽しめます。

一人分を小皿に盛り合わせてみました。
人参、抹茶寒天、季節らしく桜のお麩、実は山芋や海苔で作られている鰻もどき、お肉のような食感の揚げ物など。
どれも良いですが、個人的に黒い焼き茄子が特に美味しかったです…
家族4人で「これ、何で作られてると思う?」とクイズ大会のようになり、会話が弾みました。
アラフィフの胃にも優しく、でもボリュームは満点!
油磁(ユジ)、素汁(ソジュウ)、醜菜(エンサイ)、行堂(ヒンタン)

油磁(ユジ)と呼ばれる味付の天麩羅は、色鮮やかで食べる前からワクワクします。
衣そのものに上品なお味がついていて、素材の風味を邪魔せず、それでいて満足感のあるしっかりとした美味しさでした。
天ぷらそれぞれで、全く違う味わいが楽しめるように工夫されていています。
素汁(ソジュウ)は、天ぷらの油を優しく包んでくれる薄味付けのすまし汁。
色も食感も違う3種の香の物醜菜(エンサイ)と共に、季節ご飯の行堂(ヒンタン)がお櫃で供されました。
見た目にも華やかな桜ご飯が、気持ちを引きたてます。

油磁(ユジ)一人分を盛り合わせた様子。
定番の野菜から、カラフルな素麺、甘口の梅干し、そら豆餡の入った餃子まで、どれを食べてもハズレなしの美味しさ!
昔からこんなに楽しくて美味しいアイデアがあったなんて、普茶料理の奥深さに感心させられました。
食後、すだちゼリー(メニュー外)

コースも終了と思っていたところ…思いがけず、デザートが運ばれてきました!
ライチの入った、すだちのゼリーです。
ゼラチンではなく、植物性のものでゆるく固められています。
スッキリした甘さで、食後にサッパリと締められて、本当に嬉しいサービスでした。
行く前にチェック|黄檗駅からの徒歩アクセス・駐車場と「お支払い」の真実
「白雲庵」は京都府宇治の万福寺門前にあります。
今回は家族4人だったので車で向かいましたが、実は電車でのアクセスも抜群です。
白雲庵へのアクセスと駐車場|黄檗駅から徒歩5分の安心感

今回は家族4人で車で向かいました。
専用駐車場(乗用車7台)の場所は萬福寺横にあり、分かりやすく、安心な入りやすさ。
電車で行く場合も、JR京阪の「黄檗駅」から徒歩約5分と、アクセスは抜群です。
【重要】お支払いは「現金のみ」事前の準備を!
白雲庵のお支払いは「現金のみ」となっています。
最近はキャッシュレス決済が当たり前になっていますが、家族4人でランチを楽しむと、合計金額はそれなりにまとまった額になります。
「いざお会計!」という時に焦らないよう、必ず事前に現金を下ろしておくことを強くおすすめします。
今回は、家族4人で合計24,200円でした。
まとめ|日常を忘れる「なごみ」の時間。白雲庵はわざわざ行く価値あり!
白雲庵…行ったばかりですが、また行きたいという思いでいっぱい…
今回は事前に調べずに行ったので、次回は事前情報を頭に入れておいて、じっくりと良さを味わいたいです。
行く前に知っておきたい!白雲庵と萬福寺のすごい歴史
インゲン豆の名前の由来!?
萬福寺を開いた中国の高僧・隠元(いんげん)禅師が日本に持ち込んだから「インゲン豆」なんだそうです!(スイカやレンコンも!)
一歩入ればそこは異国(明時代)
萬福寺は建物も作法も、中国の明時代のスタイルのまま。日本の一般的なお寺とは違う異国情緒が味わえます。
文豪たちも愛した「桃源郷」
白雲庵のお庭には、なんと「酒樽」で作られたお茶室(自悦堂)が!与謝野晶子や島崎藤村など、名だたる文豪たちもこの場所を愛したそうです。
初めて「白雲庵」へ行かれるという方は、参考にしてみてください^^
このブログを読んでいただいてありがとうございます。
あなたに思いがけないハッピーがありますように!

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