すごい絵本「THE WALL かべ」教育とロックンロールん♡

読書はこころの旅

今週は5冊、本を読みました。

AIについて、宇宙について、発酵について、、、

いちばん印象に残ったのが、この絵本。

「かべ〜鉄のカーテンの向こうに育って〜」ピーター・シス作

絵本ってね、、、ほんと侮れない。

「東側がだいきらい」

あれは1995年頃のこと、、、ベルリン出身のドイツ人の女の子が「I hate EAST」(東側がだいきらい)とつぶやいていました。

1989年に東西を分断していた壁が壊されていましたが、以後も周辺地域にさまざまな問題があるということでした。

「THE WALL かべ」作者のピーター・シスが生まれたのは「冷戦」が始まったころ。

ものごころついてからずっと絵をかくのが好きだった。

画材を手にした笑顔の赤ちゃんの絵から物語は始まります。

次ページ、コミック風に美しくコマ割りされた絵。

作者の実体験に基づく時代背景が、キャプションと共に描かれていきます。

そこに何度も登場するのは「強制」の文字。

家では何でもすきなものをかいたが、学校では、かきなさい、といわれたものをかいた。

作者の故郷チェコスロバキア共和国は民主主義国家設立から、わずか20年でナチス・ドイツの支配下に。

そして第二次世界大戦後、、、

アメリカ、イギリス、フランス、ソビエト連邦からなる連合国は1945年にドイツに占領されていた国々を解放する。

そして大戦後は国の治め方の全く違う東側陣営(ソ連の支配下におかれた東欧諸国とドイツの東側半分)と西側陣営(アメリカの主導するドイツの西半分など)に分割されることに。

西側はみんな独立した民主主義国だったが、東側はソ連の独裁下におかれていたので、東側から大勢の人が、西側へ逃れて行くように。

東ドイツに位置するベルリンも分割され、米英仏連合軍が統治するベルリン西半分は、壁で囲まれることになる。

1945〜1991年までは「冷戦の時代」。

1950年代にはアメリカとソ連が核兵器を持ち、そこから約40年にわたる緊迫した対立状態。

「冷戦」はベルリンの壁がこわされ「ソビエト連邦帝国」が崩壊するまで続く。

ロックは東側の芸術理論に反する

閉ざされた東側へも、西側のニュースが少しずつ届きはじめる。

思春期の作者達は、ロック音楽をこっそり録音。

ロングヘア(西側の退廃のしるし)を警察に注意される。

1968年、新しい第一書記によって、検閲制度が廃止されるなど、世界はだんだんと開かれていく。

そして「プラハの春」、、、どこもかしこもソ連の戦車だらけ。

チェコスロバキア政府の改革派指導者たちは「再教育」が必要なためにモスクワに連行される。

ときには夢がかなうこともある

90年代前半、私はポーランド人の友人宅へ遊びに行きました。

元東側の国へ行くのは初めてで、都会のスーパーにも品物が少なく、首都ワルシャワのマクドナルドが大混雑だったりすることに驚きました。

自由を夢みた。むちゃくちゃな夢、、、作者は家にこもり、絵を描き続けます。

政府の統制を強めるため、秘密警察が暴動を扇動する。

電話はまた盗聴され、郵便は開けられ、人々は監視される。発禁書はひそかに翻訳され地下出版物として出まわる。ディスコは大衆文化の新しい情報源となる。

ロックバンドが監獄に入れられる、、、

芸術家はみな社会的にも政治的にも適正であると証明しなければならない。

作者は最終的にアメリカへの移住を決心します。

生まれてからずっと洗脳されてきた者にとっては、たやすい決断ではなかった。ソ連の力は永遠だと思っていたのだ。

教育ってすごい影響力をもっていますよね。

日本という国で「教育」によって実現されたものは、、、安全で、便利で、清潔で、快適な生活。

その代償としてわたし達はなにを払ってきたのでしょうか、、、

残念ながら現在、絵本「THE WALL かべ」の取り扱いはありませんが、作者ピーター・シスの素晴らしい才能は、下記の人気絵本で楽しむことができます。

このブログを読んでいただいてありがとうございます。

あなたに思いがけないハッピーがありますように!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ゆるミニマリストへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました