2022.07.27
ムっとするような日本の暑い夏が、けっこう好きだ。
カッと照りつける超明るい日差しとか、じっとしててもツーっと流れる汗とか、見えそうなくらいに濃い夜の湿度の感じとか。
暑いという言いわけで、のんびりと寝ころび、音楽でも聴こう。
音楽にのって、意識はどこかへ、はこばれる。
今日は、暑い日に聴きたい熱いラブソングを10曲、選んでみた。
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おかもとえみ/「僕らtruth」
おかもとえみの透明感にあふれるMVから、清涼感がさらさら流れてくる。
♪汗ばむグラスに夏の隙間 遠くで笑った君の香り 薄紫の花を浮かべ 裸になれる心のまま 歯がゆい言葉に惑わされて いつしか言えなくなる気がして♪
「僕らtruth」は、おかもとえみ初のフルソロアルバム「gappy」の9曲めに収録。
このアルバムには、他にも涼しくなれる曲がたくさん。
「POOL」、「himitsu」、「TWO LOVE」、「チックタックメモリー」など、どれもおすすめ。
スピッツ/「渚」
10年以上前だったと思う、初夏のある日、ラジオから突然「渚」が流れてきた。
♪柔らかい日々が 波の音に染まる 幻よ 醒めないで 渚は二人の 夢を混ぜ合わせる 揺れながら輝いて♪
ベース、ギター、シンセサイザー、草野正宗のボーカル、、、ドラムが心地よすぎ。
「渚」は「二人の夢を混ぜ合わせる」っていう抽象的な詩。
渚では、波の崩壊＆再生が、えんえんと繰り返される。
脳内では、さまざまなパーソナルストーリーが展開される。
MVが古いのが、少しザンネン。
「魔女旅に出る」、「ロビンソン」、「涙がキラリ☆」など、名曲揃いのアルバム。
The fin./「Without Excuse」
関西出身４人組The fin.の活動拠点は現在ロンドンで、海外ツアーも多く行なっている。
♪Rain’s falling on my head Into my thought without excuse Rain’s soaking into my name And my thought without excuse♪
（雨が言い訳なしに頭から思考にまでふりそそぐ 雨が僕の名前に染み込んでいく そして言い訳のない僕の考え）
MVは、夏でも寒々しい雰囲気のアイルランドで撮影。ボーカル、全体のサウンドもクール。
「Without Excuse」は、3rdアルバム「Days With Uncertainty」（全11曲）の8曲めに収録。
2曲めの「Night Time」も夏の夜の感じがあっていい。
DYGL/「Waves」
DYGL（デイグロー）は関東出身の4人組でイギリス、アメリカでレコーディング、世界ツアー（1stアルバムツアーの時、ライブへ行った）もおこなう。
大好きなDYGLは、直球ガレージロックバンドで、熱いサウンドの曲が多い。
この「Waves」は、穏やかな世界観のインディーロック的なサウンド。
♪I never know the tide We swim in dreams As if it never ends
I wanna name a wave But I don’t know how ♪
（見知らぬ潮だまり 私たちは夢の中を泳いでいた まるで終わりがないように思えた その波に名前をつけたい でもどうしたらいいか分からない）
日本人にしか書けない英詞、作り込まれた世界観が響く。
海外の音楽を模倣するだけの存在じゃ決してない、日本人のルーツ＆洋楽へのリスペクトをあわせ持つDYGL、、、今後の成長も楽しみ。
この3rdフルアルバムでは、彼らの音楽性の幅がぐっと広がった。
収録されている「Half of Me」、「Did We Forget How to Dream in the Daytime?」、「Sink」なども、流動性＆清涼感を感じる曲。
さとうもか/「Loop with Tomggg」
去年、YouTubeのおすすめで流れてきた、さとうもかの甘いラブソング。
♪永遠のループ 怖くなるからもう もうやめてよ 夏がきて あなただけ熱にとけたの ほんとは手をひいててほしかった♪
印象的なイントロ、甘すぎないささやき声がうたう、恋のビターさ。
夏の夜の子守歌としても、おすすめなアルバム。
GeG/「Merry Go Round」
GeG（変態紳士クラブ）の、このMVは再生回数が1000万回を突破した。
曲名のとおり、ループでずっと流したくなる。
♪夜にフラれて砕けて キラリ流れ星願いをかける前にとっくに消えた どんなに手を伸ばしても届かない君と似てる 夜を泳ぐ魚
時計の針の背中を見て回る MERRY GO ROUND 泣けど喚けど焦っても一日は24hour ゆらりゆらり 揺れている影法師 のような 淡いLove ぐるぐると回り出す ♪
夜にかかるカフェミュージックは、こういうのがいい。
indigo la End/「抱きしめて」
曲名も内容も激アツなのに、ボーカル＆サウンドの清涼感がすごい。
♪抱きしめてよ 嘘の魔法にかかったフリしてさ 永遠の白いステージでまどろむ夢を見て 客席にはあなたもいた でも手は触れられなかったよ 手を伸ばしたのに ぎゅっと抱きしめてよ 心と心が重なるくらい あまったスープを飲み干して待ってるから♪
永遠に、濃い恋の世界に生きられたら、しあわせだろう。
有名な「夏夜のマジック」など、ライブもいい。
chelmico/「ずるいね」
2人組ラップユニットのchelmico（チェルミコ）のヒットナンバー。
このMV、音楽はもちろん、かっこいい映像が、連続する。
ずぶ濡れのシャワー、ビルからジャンプするシルエット、まぶしく光る電話ボックスの遠景など。
♪なんども改札の向こう振り返る 10分間のランデブー目閉じて感じる こんなに好きだったのわたし ため息飲みこむの 嫌いだったラブソング聞いて帰る キラキラ いたいな昼でも夜でも 見たいな 君の意外な仕草とか かかりたいよ甘い罠に ずるいね
君といると寂しいよ 私まるで乾いたスポンジのよう 愛という愛を吸い込んでふやけてしまいたいよ 子供みたいに 気に入ったシーンを繰り返し♪
Rachel（金髪の方）の、男性っぽさのあるボーカル＆たたずまいがいい。
1足す1が、5以上になってる様子は、聴いていてたのしい。
きのこ帝国/「クロノスタシス」
映画「花束みたいな恋をした」の劇中に登場したと聞いて、納得した。
「クロノスタシス」って、「恋愛」のたとえらしい。
時間が止まって見える感覚と、この時間がずっと続けばいいのにって思うことが、同期すること。
「350mlの缶ビール」という日常が、おしゃれでキャッチーな掴みになってる！
♪今夜だけ忘れてよ 家まで変える道 なんかさ ちょっとさ いい感じ クロノスタシスって知ってる？ 知らないと君が言う 時計の針が止まって見える現象のことだよ♪
深夜にひとりで帰るとき、この曲を聴くと、 孤独が心地良く感じる。
涼しいワンダーランドへいける10曲入り2ndフルアルバム。「クロノスタシス」は2曲めにくる。
神聖かまってちゃん/「後ろの花火」
「進撃の巨人」主題歌の起用で有名になった彼らには、閲覧要注意な楽曲が多い。
自我の深〜いところにギュっと入って蠢くような、率直な歌詞と歌声。
♪花火がどこかで打ち上がる 買い物袋持ってコンビニ帰りの夜は 半袖に夏がふと触る 幻じゃないことがある♪
情景的＆情緒的に切り取られた世界、、、「人生なんとでもなる」って思わされる。
最後に打ち上がる花火の音が、本当にさわやか☆
23曲入りの豪華ベスト盤。生きていく勇気がもらえる。
全力で前向きな18曲め「僕は頑張るよっ」は、意外にPOPでかわいい。
どこへもいかない暑い夏、音楽で涼しいところへ旅立とう！
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このブログで選んだ音楽のリストをYouTubeでも公開しています♪
このブログを読んでいただいてありがとうございます。
あなたに思いがけないハッピーがありますように！
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