「日本人は性的に淡白だからね〜」と中国人のお友達に言われて、度肝を抜かれたことがあります、、、。
「そ、そういう認識はどこから?」と、その時はとっさに聞けないままで。
今日は大好きなVoicyチャンネルの歴史を面白く学ぶコテンラジオが更新されていました!
最近は、世界の性の歴史シリーズをやっていて、衝撃的な内容が続いていました。
今回は、日本の性の歴史の回で、ぐっとおとなしい内容でした。
番組タイトルは[PG-18]古代から中世における日本の性〜目が合った瞬間にSEX〜
ちょうど前回が、中国の性の歴史(だいぶん凄い内容でした、、、頭くらくら)回だったので、比べて聴くことが出来たのですが、、、
歴史を知れば、現在が理解できるんですね。
中国人のお友達が「日本人は性的に淡白」と言われるのは、歴史的事実に基づいた(多分)意見なのだということが分かりました。
今回の番組では、オムニバス的に色々な話が展開されたのですが、結局いつもの結論が出てきました。
日本の良さは「ゆるさ」
日本はSEXについても、他国に比べて圧倒的に「ゆるい」んです。
具体的には、、、性的なものに関してのタブーが少ないです。
日本では、古来から女性の生理は「禁忌扱いではなかった」そうです。
(世界の多くの国では「生理は汚らわしいもの」という扱いだった)
私は、日本の古典「源氏物語」がとても好きなのですが、この物語で繰り広げられていた性事情は、やはり史実と一致しているようです。
以下、番組の内容をざっくり、、、
「魏志倭人伝」にある記述から
・3世紀頃は「一夫多妻」が普通だった。
(「身分が高くない人達も2、3人の妻を持つ。妻たちはヤキモチを妬かなかった」とある)
平安時代の貴族のSEXについて
・世界の他国と比べてかなり特殊だった。
・「目が合うこと」イコール「性交が合意している」(!)
(普通に生活していたら男女は顔を合わせない)
恋愛スタイルとしては、、、噂を聞いて、和歌を交わし合って、「字がきれいだ」とか「感性が素晴らしい」とかで、興奮して恋に落ちるというもの。
・古代は呪術的世界に生きている。「目が合う」という意味が大きい。
(古代中国から「目で呪う」という意味がある。「望」という字はもともと、目で呪い殺すという意味があった)
・当時の「通い婚」は、娘(人前に出ず生活力がない)を守るための制度だった。
(娘が後見人を持つためにこういう制度になった。男が住む家が欲しければ、娘と関係を結ばなければならないということ)
古代の日本の「売春」と「男女の出会い」について
・農村では農作業で一緒になる。都市が出来て、赴任しに人が来る。
(パートナーをマッチングする人が出てくる。「仲人」の由来は「SEXの世話をする人」であった)
日本における汚れ
・生活によって、自身が汚れていくという考えだった。
・場所を移動することによって、汚れを消滅させられる。
・遊女(どこにも所属しない人達だから、穢れを押し付けた)は移動民であり、それによって穢れを祓うという考え(古代ギリシャに通じる)であった。
・遊女は、エンタメ担当でSEXもエンタメの一つだった。
男性間のSEXについて
・最初は寺院から(少年と稚児から武士へ)
・江戸時代は普通に一般的にあった。(ギリシャと同じ)
・政治的な立場を強くするために行われた。
(当時は生まれた時の主従関係、身分関係は一生固定のもので、肉体関係だけが自分が主体として結べるプライベートな関係であった)
・藤原体制が崩れていった時、自力で作れる人脈(勢力のための男色)がおおいに意味を持った。
武家社会から高度成長期まで
・普通に「夜這い」があった。
(女性に「拒否権」はあった)
・古代から「女性の処女性に全く価値をおかない」文化だった。
(世界的に処女性が重要視されていたのとは逆)
結論:時にどろどろした、時にえげつない世界の人間の歴史において、「日本って平和(ゆるい)だな」と思うことが多いですが、今回の「性の歴史」においては、特にそう感じました。
性的に雅びとかって、他の国にはないのでは??
Voicyは有料チャンネルもありますが、コテンラジオは現在のところ、全ての放送を無料(有料級の内容)で聴くことが出来ます。
このブログを読んでいただいてありがとうございます。
あなたに思いがけないハッピーがありますように!

にほんブログ村
コメント