ひさしぶりに純文学を読んで、真面目に「ジェンダー」について考えました。

旅する音楽&本

作家の山崎ナオコーラさんは現在性別非公表となっています。

エッセイを読むと簡単に分かってしまうので、秘密とかいうわけではないんですね。

f:id:Roomsy:20211107222709j:plain

2004年頃、初めて山崎ナオコーラさんの本を書店で見かけた時は、正直ギョッとしました。

カバー写真は地味だけどタイトルがね、、、キャッチーでしたよね。

「人のセックスを笑うな」です。

私は単純に「面白いなあ〜」ってエンタメとして読みました。

それに比べると、この短編集「肉体のジェンダーを笑うな」は、

ジェンダー(性別に関する社会的教義と性差)について、ここまでかというくらい繰り返し、分かりやすく楽しく問題提起されています。

読んでいるうちに「そういえばなんでだろう??」って、今までに考えたこともないような疑問が浮かんでくる。

例えば、、、

結婚式で花嫁が白いドレスではなく黒いスーツを着る」話や

「赤ちゃんのための母乳が出なくて代わりに夫が父乳をあげる」話や

「妻がロボット装着で憧れの力仕事が出来るようになる」話など。

人間は社会的な生き物だから、社会が「こういうものだよ」って提示して、

「大多数の人がやっていること」が普通(良いこと)だって思いがち。

そこのところ「それでいいの?」って疑問を持ったり、「考えてみる」っていうのは、そもそもきっかけがないと難しいですよね。

日本のジェンダーの不平等指数は世界的には高めの14位。

幼い頃から、男の子は青色の服、女の子はピンク色の服。

学生服も、男子はズボン、女子はスカート。

社会人の、男性のスーツの素敵さと女性のスーツの素敵さは違う。

良い意味での男女差がなかったら、味気ない世の中な気もするけど、

スカートをはきたいとか、妊娠したい男子や

マッチョになって男性を養いたい女子も、

本当にフツーに受け入れられる社会がいい。

日本って小さな国なのに、世界的にもめずらしく、他国に侵略されたことがない。(何度もラッキーだった)

今も大多数の国民が日本人っていう平和な国。

全体似たもの同士だと「言わなくて分かるよね」的な常識が、まかり通りすぎる息苦しさもある。

例えば、、、同調圧力の強さが半端ない。

合わせていればラクだから、余計に考えなくなる。

それで全然知らないうちに、本当の自分を苦しめていることに気がつかない。

「自分」はどんなふうに生きるのが幸せなんだろう??

男でも泣くときがあるし、女でも無愛想でもいいし。

お互いの差異を思いやりあって、なるべくみんなが生きたいように生きられたら、いい。

経済の成長にもベターですよね〜)

最終話の「顔が財布」は、一部作者の実体験(SNSで自身の顔写真が拡散された)で、全て「顔認証で支払い」という設定も、近未来予測的でリアルで面白かったです。

このブログを読んでいただいてありがとうございます。

あなたに思いがけないハッピーがありますように!

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

コメント